あと1カ月、なにをすべき?なにを捨てるべき?
「時間が足りない」「全然覚えられていない」
試験が目前に迫った今、不安になっている方も多いのではないでしょうか。でも、焦る必要はありません。大切なのは、このラスト1カ月を“戦略的に”使えるか、どうか。本記事では、知識を“得点に変える”ための過ごし方をご紹介します。
【目次】
1. 試験直前期は「新しい知識」より「得点力強化」
2. この時期に“やってはいけないこと”
3. 模試・問題を最大限活かす!
4. 一問から学びを広げる
5. オンラインアカデミーのカシコイ使い方!
6. まとめ:今ある知識を“使う”ことに集中しよう
1. 試験直前期は「新しい知識」より「得点力強化」
この時期にやるべきことは、知識の追加ではなく、今ある知識を整理し、確実に得点できるように定着させることです。焦って未習範囲に手を広げたくなる気持ちはよくわかりますが、それは非効率です。
ここからは“完璧主義”を手放しましょう。得点源となる頻出テーマを中心に、確実に点が取れる状態を増やすことが合格への近道です。迷ったら、「この内容は何点分の価値があるか?」を考えるのがおすすめです。
2. この時期に“やってはいけないこと”

直前期は、やることよりも“やらないこと”を決める方が大事かもしれません。以下の行動に心当たりがある方は、ぜひ立ち止まってみてください。
× ノートまとめに全振りする
きれいに書くことが目的になっていませんか?今は書くより解くことが優先です。
× 新しいテキストに手を出す
この段階で新しいテキストを開くと、脳が“新情報”のようにとらえて、パニック状態になってしまいます。この段階では、今まで使ってきた教材を繰り返し使うほうが記憶に残りやすいです。
× SNSやワインイベントに時間を使いすぎる
気分転換も大切ですが、誘惑には注意。今は自分の時間を大切に。最後の1カ月だけ、SNSの使用時間を制限する、もしくは思い切ってアプリを削除するという大胆な工夫もいいでしょう。
× 一人で抱え込む
不安なときこそ、仲間や講師と情報交換を。意外なヒントや励ましが得られるかもしれません。
3. 模試・問題を最大限活かす!
直前期の学習は「読む」より「解く」ことに重点を置きましょう。模擬試験や問題演習は、得点力を高める最短ルートです。CBT試験になってから、残念ながら過去問というのはなくなりましたが、市販でも本番を意識した問題集が販売されています。
問題を解くときにおすすめなのが、時間を計って本番と同じ条件で解くこと。集中力の持続時間や、知識の引き出し方が明確になり、自分の弱点も見えてきます。

4. 一問から学びを広げる
模試を解いたあとは、正解・不正解に一喜一憂せず、「なぜ間違えたのか」を徹底的に見直しましょう。「正しいものを選べ」「誤りを選べ」などケアレスミスをしていませんか。「案外、自分はうっかり屋なんだ」と注意喚起をしておくことも大切です。
答え合わせをするときに、正解にならなかった選択肢の分析も大切です。間違えの選択肢から学びを深めることができます。また、「〇〇地方の最北のワイン産地はどれか」と聞かれたなら最南、最西、最東もあわせてチェックしましょう。
5. オンラインアカデミーのカシコイ使い方!
1万以上の問題が用意されているアカデミー・デュ・ヴァンの「オンライアカデミー」、きっとスマフォで解いている人も多いのではないでしょうか。間違えた問題をスクショして、寝る前に軽くチェックするのもおすすめです。問題は解きっぱなしにしないことが大切です。「1度間違えた問題は、再び間違えない」そんな心づもりで勉強することも大切です。
6. まとめ:今ある知識を“使う”ことに集中しよう
残り1カ月で「すべてを完璧に」しようとするのは現実的ではありません。それよりも、これまでの努力を“得点”に変える意識が重要です。ラスト1カ月は、“守りの勉強”から“攻めの復習”へ。焦らず、無理せず、できることを一つずつ重ねていきましょう。
本番のあなたは、今よりずっと強い。だからこそ、今日の1問が未来の1点につながるのです。一緒に、最後まで走り切りましょう!